ネットの影に潜む出会い系の危険性

手軽な男女の出会いの場所として多く利用されているのが、ネットのSNSなどです。
無料で利用出来るサイトも多く、パソコンだけではなく携帯やスマートフォンなどからもアクセスする事が出来るために、未成年者の利用も多くみられます。
ネット上で、楽しくやりとり交わすだけなら、危険性はそこまで高くありませんが、ぐっと危険性が高まるのが、ネットを通して知り合った異性と実際に対面する事です。
ネットでの出会いが危険性が高い一番の理由としては、相手の素性が分からないという事が大きいのです。
ネットでは、名前も年齢も性別さえも簡単に偽る事が出来ます。
ですから、どんなにネット上で長く交流があったとしても、本当の相手の事は分からないものなのです。
しかし、中にはネットで知り合った相手のプロフィールをそのまま素直に信じてしまう方もいます。
また、相手のことを本気で好きになってしまう場合もあります。
そして、実際に対面をした結果、プロフィールとはまるで違う別人がやってきたり、そうではなくても様々なトラブルに巻き込まれてしまう事は少なくありません。
トラブルだけで済むならまだましな方で、時には犯罪に巻き込まれる事さえあるのです。
この場合、何も犯罪の被害者になるだけではなく、知らないうちに犯罪の片棒を担がされている事もあります。
特に、こうしたトラブルや犯罪に巻き込まれるのは、危険察知能力の低い未成年である可能性が高いと言えます。
ネットでの出会いは、金銭を巻き上げられたり暴行などの被害だけにとどまらず、命を奪われる危険性も高いと言えます。
大げさなように聞こえるかもしれませんが、どんな人でも簡単にネットを利用出来るようになった今、様々な人間がネット上には溢れているのです。
相手がどんな人間性なのか、それは決してネットを通じての交流だけでは判断出来ません。
ネット世界と現実世界での姿は違うのだという事を肝に銘じておく必要があります。
手軽で便利な出会いの影には、多少なりとも危険が潜んでいるのです。